「勇気とは、恐れるべきものと恐れるべきでないものを知ることである。」
Courage is a kind of knowledge of what is and is not to be feared. (Laches 195a)
— プラトン(Plato)
時代: 紀元前4世紀
出典: 対話篇『ラケス』(Laches, 194e-195a)
真の勇気は、ただ無謀に振る舞うことではなく、何が本当に恐れるに値するのか(魂の堕落)と、何が恐れるに値しないのか(肉体の苦痛)を理性的に区別できる知恵と判断力のこと。
『ラケス』でソクラテスが定義を試みる。徳=知識の理論。