「美徳とは、二つの悪徳の中間にある中庸である。」
ἡ δ᾽ ἀρετὴ μεσότης ἐστὶ δύο κακιῶν.
— アリストテレス(Aristotle)
時代: 紀元前4世紀
出典: 『ニコマコス倫理学』(Nicomachean Ethics)1106b36-1107a2
勇敢さが「無謀」(過剰)と「臆病」(不足)の中間であるように、真の美徳とは、極端に走りすぎることなく、常に過不足のない適切な中間点(中庸)を選ぶことであるという、徳倫理学の核心。
『ニコマコス倫理学』第2巻で、中庸の教えを詳述。